このたび、当社の新たな施設として、福岡県福岡市のアイランドシティ内に「福岡ISLAND CITY物流センター」を竣工いたしました。
当センターが位置する福岡市の博多港は、沖縄(那覇港)や東南アジアなど、国内外の主要貿易港とのアクセスに優れ、各国から貨物が集まる輸入港としての機能だけでなく、近年では農林水産品の輸出取扱にも力を入れております。
中でもアイランドシティは、国際物流拠点としての港湾機能の強化がされており、日本各地と世界を結ぶマルチ・クロス・ポートとして、今後もさらなる発展が期待されています。
設備面では、SDGs目標達成に向け、環境への配慮および省人化を図った最新鋭の冷蔵倉庫となっております。
ヨコレイサステナビリティビジョン2030のマテリアリティ「地球環境との共生」に基づき、屋上太陽光発電システムの設置、自然冷媒冷凍機(NH3/CO2)の採用など、温室効果ガス排出量の削減および自然冷媒導入率の増加を実現しました。
また、貨物の長期保管に優れた自然対流冷却方式(Sittory2)をはじめ、カーゴナビゲーションシステムと連動した電動式移動ラックやトラック予約受付システムにより省人化および円滑な入出庫が可能となり、荷主・従業員・ドライバーにとって効率的な設備となっております。
なお、本センターは、当社5箇所目となる物流総合効率化法(物効法)の認定を受けており、物流拠点・輸送網の集約などにより物流の大幅な効率化を実現し、CO2の排出量を68%、トラックの待機時間を70%削減する効果が期待されています。
本日、竣工式が執り行われ、当施設の竣工に際し会長の吉川は、コロナ禍の中、建設に携わった関係者の皆様に感謝の意を表すとともに「当社最大規模で最新鋭の物流センターであり、海の玄関口ともいえる博多港に拠点を構えることができた。ヨコレイは今後とも地区の低温物流網の構築に努力してまいります」と述べました。
〇福岡ISLAND CITY物流センターの概要