このたび、新たな施設として、福岡県東区箱崎ふ頭に「箱崎FACILITY物流センター」を竣工いたしました。
箱崎FACILITY物流センターは、主要設備として、入出庫作業を効率的に行える電動式移動ラック(2770パレット)や、外気にさらされずに貨物の入出庫が可能となるエアシェルターを備え、省エネ・環境に配慮した設備として、高天井人感センサー照明設備や太陽光発電設備などを導入し、BCP(事業継続計画)対策にも注力しております。
敷地面積は5040平方メートル、延床面積は1万160平方メートル。鉄筋コンクリート造5階建て、収容能力はF級1万1947トン。当センターの竣工により、九州地区全体の冷蔵倉庫は16カ所(ソーティングスポット含む)、庫腹量は24万9849トンとなります。
竣工に際し社長の古瀬は、建設に携わった関係者の皆様に感謝の意を表すとともに、「当センターの歴史は、1978年に九州地区第2の拠点として箱崎工場の竣工稼働により始まった。当時は、福岡市内の冷蔵倉庫用地の物件が殆ど無く、東部物産貿易㈱が所有していた土地を、福岡市に分譲売買制約があったため合弁会社東部横冷㈱を設立スタートさせ、100%子会社化したのちにヨコレイに吸収合併した。2021年老朽化のため、43年間の歴史に幕を閉じ、本日スクラップ&ビルドとして新たに生まれ変わった。センター名の「FACILITY」には、当社の設備や利用環境を戦略的に駆使し、将来を見据えて最適化を図ることをコンセプトとした。データや情報を一箇所に集積させ、次世代ソリューションとしてスマートオフィス化に取組み、事務手続きの効率化により人手不足の解消を図っていく。近隣の福岡ISLAND CITY物流センターと福岡物流センターとの中間点に位置することから両センターとの情報共有により物流ネットワークを活かして、冷凍食品をはじめとした多種多様な貨物への対応が可能となる利点がある。」と述べました。
〇箱崎FACILITY物流センターの概要