社会サプライチェーン
サプライチェーンに関する基本方針
ヨコレイグループは、人権・労働・環境問題等に配慮した持続可能な社会の実現を重要な経営課題と考えています。
ヨコレイグループは、食の安定供給と持続可能なサプライチェーン構築のため、以下の行動指針に基づく調達を行うとともに、サプライヤーの皆様にも同指針への理解と実践を働きかけてまいります。
行動指針
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- 法令順守
- 法令、条例、国際的な協定等を遵守します。
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- 環境保全
- 温室効果ガス排出量の削減や省資源・省エネルギーおよび資源の有効利用、水使用量の削減、廃棄物の削減、環境汚染の防止に取り組み、地球環境の保全に努めます。また、生態系への影響に配慮し、生物多様性の保全にも取り組みます。
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- 人権の尊重
- 強制労働および児童労働の禁止、差別の禁止、虐待やハラスメント等の非人道的扱いの禁止、適切な労働時間の管理、適切な賃金の確保に努めます。また、国際条約や各国・地域の法令に基づき定められた、団体交渉権、結社の自由を含む労働者の基本的権利を尊重します。
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- 安全・衛生の確保
- 従業員に対し、安全・衛生な労働環境の提供に努めます。
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- 公正な取引と腐敗防止
- 公正・透明な取引を行い、腐敗防止の徹底に努めます。
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- 品質管理
- 商品やサービスの品質・安全性の確保に努めます。
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- 情報開示
- 上記に関連する情報は適時、適切に開示を行います。
サプライヤーガイドライン
ヨコレイグループでは、持続可能な社会の実現へ貢献するためにはサプライチェーン全体での取り組みが重要であると認識しており、上記「サプライチェーンに関する基本方針」を踏まえた「サプライヤーガイドライン」を制定しています。サプライヤーの皆様には本ガイドラインの趣旨と内容をご理解いただき、皆様のサプライチェーン全体での協働・実践ができるようご協力をお願い申し上げます。
持続可能な調達に向けた取り組み
【MSC・ASC認証水産物の取扱いとCoC認証の取得】
世界中から食材を調達するヨコレイは、環境・社会へ十分に配慮した持続可能な調達を行うことが重要であると考え、調達の持続可能性を高める取り組みを進めています。ヨコレイでは加工・流通過程の管理認証であるMSCおよびASCのCoC認証を取得し、サステナブルな水産物の調達・供給に取り組んでいます。
昨今ではMSC認証の水産物の取扱いも順次拡大しており、2023年9月期に調達した水産物のうち、カレイおよびアカウオのほぼ全てがMSC認証水産物となっています。
またノルウェーサーモン事業のパートナー企業であるホフセス社は、2017年にノルウェー国内のトラウト養殖会社として初の養殖場のASC認証を取得。現在は保有する全てのトラウト養殖場でASC認証を取得しています。
認証水産物の調達実績
【トン数および認証水産物比率※】
認証 | 2021 | 2022 | 2023 |
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ASC | 139 (10.5%) | 344 (22.0%) | 845 (30.8%) |
MSC | 3,587(19.5%) | 5,263 (19.8%) | 9,666 (36.2%) |
※認証水産物取扱品目中に占める認証水産物の割合
物流の効率化への取り組み
当社では、調達した商品の物流過程における環境負荷の低減および物流業界の課題解決にも取り組んでいます。
具体的には、複数の冷蔵倉庫拠点において、運送事業者と協働で物流の効率化に取り組み、CO2排出量の削減を進めています。これらの取り組みは「物流総合効率化法」に基づく「総合効率化計画」として、国土交通省から認定を受けており、現在計5拠点が認定取得事業所となっています。
実績例:ヨコレイ東京羽田物流センター
従来は、物流拠点が分散していることにより、輸入食品貨物等の輸送が非効率なものとなっていましたが、ケーラインサービス株式会社と協働で、分散されていた拠点を東京羽田物流センターに集約し、効率的な輸送を可能にしました。この取り組みにより、CO2排出量が約34%削減できる見込みです。またトラック予約受付システムの導入により、トラックの待機時間を約90%削減するなど、物流業界の2024年問題やドライバー不足等への対応にも効果があります。